パラダイムシフト 〜アヒルがウサギに見える日〜

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<<   作成日時 : 2008/06/07 20:59   >>

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私は高専生時代、進学塾で数学の講師のアルバイトをしていたことがあります。中学生が相手でした。彼らが苦手だったのが、応用問題でした。公式はバッチリ暗記しているのに、応用問題となると解けなくなるのです。

初めのうちは、その原因が分かりませんでした。しかし、彼らを指導してうちに原因が分かりました。読解力がないからでした。問題の文章が何を言っているのか理解できないのです。

それが分かれば、あとは簡単です。問題の「読み方」を丁寧に教えてあげると、みるみるうちに解けるようになりました。問題が何を言っているか理解できれば、どの公式を使えば良いか分かります。もともと公式は暗記していますから、応用問題を解けるようになるのです。

「読み、書き、そろばん」とは、よく言ったものです。まずは「読み、書き」(国語)ができなければ、「そろばん」(数学)はできないわけです。

社会人になってから気づいたことですが、この原則は社会生活でも変わらず貫かれていました。

社会生活における公式は、次の7つくらいでしょう。

1)挨拶をする
2)同意する
3)拒否する
4)お礼を言う
5)褒める
6)叱る
7)謝る

この公式は、子供の頃に教えられたもので、誰もが暗記しているはずです。しかし、この公式をうまく使いこなせない人が多いのです。その結果、トラブルが起き、最悪の場合は犯罪に発展してしまいます。

まさに、数学の応用問題と同じです。公式は知っているけれども、問題が読み解けないのです。今はやりの言葉で言えば、「空気が読めない」ということです。

私は上の7つの公式を、「心の表現責任」と名付けています。自分が思ったこと、感じたことを、相手が理解しやすいように表現する責任があるのです。

表現しない限り、相手には何も伝わりません。しかし、ただ思ったことを表現するだけでは、責任を果たしたと言えません。空気を読んで表現してこそ、表現責任は果たされるのです。

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